2020年の田植が終わりました

ねこGです。

田植がやっと終わりました。田植え機で最初に植えたのは6/20日ですが、ソーラーシェアリング架台の下に手で植えるのに3-4日(1日2-3時間実働)追加でかかりました。その間、雨が降って田んぼの水位が上がったのを放置していたらジャンボタニシに相当部分食われてしまいました。急いで水を抜き水位を下げましたが後の祭りでした。天候を気にしながら食われた部分の手直しに1週ほど追加でかかりました。

昨年の手直しは宮ばあちゃんがやってくれたのですが、今年は自分でやりました。自分でやってみるといろんな気づきがあります。
1.苗が長すぎて、茎の部分で折れているものが多い。
2.苗が倒れて葉が水につかっているとジャンボタニシに食われる。
3.植え付けの設定量が少ないのでうまく植え付けられていない部分がでている。
4.代掻きがうまくいっていない部分(土が均一に細かくなっていない)が多い。
5.土地の均平度をもう一段よくしないといけない。

今年は緊急手段として田んぼの水位が深い部分(確実にジャンボタニシに食べられる部分)には安全性の高い殺虫剤(有機農産物生産にも利用可能な)スクミンベイト3を散布しました。ジャンボタニシを全滅させるのでなく2-3週間活動できないようにしようと思っています。

来年の課題として覚書として下記項目を書いておきます。
1.冬の間に耕運機をに2回ほど使い、ジャンボタニシの量を減らしておく。
2.代掻きまえの耕運で土を細かくしておく。
3.代掻きではできるだけ均平度を上げるようにしておく。
4.苗は成苗で植えるようにする。(植え付け時、茎が折れないように剪葉する)
5.田植え機の苗取り量は多めに設定し、安定化させる。
6.苗箱数は60箱位用意しておく。(手直し量も考慮して)
7.どうしても水位が深い部分用にスクミンベイト3も用意しておく。
8.水位調節で流れ出た元肥対策として、追加肥料散布も様子を見て実施する。

ジャンボタニシ被害が少なかった部分。
手直し後の稲の様子。苗の数が少ないので1本植えになりました。
ジャンボタニシに食べられた跡。この後手直しをしました。ブロック壁のピンクはジャンボタニシの卵。

2020年の稲作の基本方針-完全無農薬

ねこGです。

今年も田植えの時期が来ました。岡山県南では6月半ばに田植えをします。すでに籾まきをして苗を育てていますが、今年の稲作の基本方針を書いておきます。

完全無農薬。(昨年は籾の消毒時と苗の病気対策に農薬を使用した。)
 1.籾の消毒は温水消毒(約60℃10分ねらい、今回は59℃12.5分)で行う。
 2.苗はプールで育てることで湛水による病害防除を利用する。
 3.中苗後期まで大きくして田植えをすること、田植後2週間は浅水管理
  することで、ジャンボタニシに苗が食われないようにする。(昨年と同様)
 4.田植後3週間を過ぎた後は深水管理に移行し、ジャンボタニシに雑草の
  生えかけを食べてもらい除草剤を一切使わない。 (昨年と同様)

プールで苗を育てる際、苗踏みをして苗をいじめるとタフな苗が育つということで治具を作ってみました。1980円の人間用の健康ローラーを加工しました。

ソーラーシェアリング 発電量 2020/04

ねこGです。

ソーラーシェアリングの発電量(売電量)4月分の結果がでました。発電量が増え、昨年6月計測を始めてから最高値になりました。初めて10,000㎾hを超えました。一日の日照時間が増えたことと、晴天に近い日が続いたためだと思います。来月が楽しみです。

5月は田植えの準備で忙しくなります。昨年はジャンボタニシ活用による除草で田植え以降は農薬なしで稲作を行いました。今年は籾種の消毒も温水消毒(60℃10分)でやってみようと考えています。

2019年 稲の成長記録

ねこGです。

今年の稲の成長を監視カメラで記録していました。田植え後10日から9月末までの写真をコマ送りの動画にまとめました。大体の様子がわかると思います。

今年は種もみの消毒と苗の時に病害虫対策の農薬を使いましたが、田植え以降は除草剤等は一切使いませんでした。ジャンボタニシ除草を実施しました。記録動画を見ていただければわかるように、田植え後しばらく浅水管理してジャンボタニシの活動を抑えています。その後は深水管理でジャンボタニシに活躍してもらっています。

雑草はほとんど生えていないことが動画から見て取れると思います。来年は完全無農薬にチャレンジしてみようと思っています。

ジャンボタニシによる除草 6

ねこGです。

ジャンボタニシによる除草ですが、ことしは大成功のようです。宮ばあちゃんが土用干しのときにすこし雑草があったところを取ってくれたようですが、全体的には雑草は生えてきませんでした。ジャンボタニシ駆除剤も除草剤も使っていませんので農薬代も節約できました。

実行したことは
1.中苗後期まで苗を大きく育ててから田植えをした。(苗をジャンタニシに食われないように)
2.田植え後3週間は浅水管理にした。(苗の小さいうちはジャンボタニシの活動を抑える)
3.その後、土用干しまでは極力深水管理した。(雑草の生えかけをジャンボタニシに食べてもらう)

パネルの下もないところと見分けがつきません。
穂がちらほら見えます。
ジャンボタニシいっぱいいます。

ソーラーシェアリング 発電量 2019/7

ねこGです。

ソーラーシェアリングの発電量(売電量)7月分の結果がでました。6月(9975kWh) に比べ若干少ないですが、梅雨があったことを考えるとまあまあかなと思います。不思議なことに9台あるパワコン間の差も6月は10%くらいあったものが3%くらいまで減少しています。まずまず順調に発電できているようです。

宮ばあちゃんに中干しの様子等をみてもらいましたが、ほとんど雑草が生えていないのでびっくりしていました。ジャンボタニシによる除草も順調にいっているようです。

ジャンボタニシによる除草? 5

ねこGです。

稲の生育状況をまとめてみました。毎日見ていると変化がわかりませんが、まとめてみるとしっかりと育ってくれています。一月弱でここまで育っていますが、場所によっては分決が少ないところもあります。特に 手直し したところに部分的に分けつの少ないところが目立つような気がしますがよくわかりません。ジャンボタニシはいっぱいいますが、稲の被害はなさそうに見えます。除草してくれているのかどうかはこれから注意深く観察(近所の田んぼとの比較)してみないとわかりません。また、ソーラーシェアリング設備の下とそうでないところの差もいまのところ全くわかりません。

宮ばあちゃんに聞くと、昔は農協の指導員が色々教えてくれてたし、専業農家もいたのでそれなりに情報も入ってきてたそうです。ネットで調べるといろいろ情報は出てきますが、直接いろんなことが聞ける環境がほしいです。

6月25日(田植え後12日)
7月01日 (田植え後18日)
7月06日 (田植え後23日)
7月12日 (田植え後29日)

ジャンボタニシによる除草? 4

ねこGです。

ジャンボタニシですが私の田んぼに非常にたくさんいることがわかりました。たぶん地中で越冬していたものだと思います。近所の田んぼを見て回りますと活動している(早苗が少し食べられている)田んぼと活動していない田んぼと大体半々のようです。駆除剤は一反(10a)あたり3000円くらいかかりますし、散布作業費もいります。稲作にそこまで熱心でない農家も多いようです。

田んぼは毎日みていますが、稲もだいぶ大きくなってきました。また表面が水に浸かっていないところには雑草らしきものも見え始めました。 当初は3週間は活動を抑えるため浅水にしておこうと思ってい ましたが、そろそろジャンボタニシに除草してもらう時期かと思っています。田植え後まだ18日なので少し迷っていますが、梅雨時でもあるのでそろそろ深水管理に移行するつもりです。

近所で一番ジャンボタニシの被害が大きい田んぼ コンクリートにたくさんのピンク色の卵があります。5%くらいの被害なら、農薬代+作業費を考えると駆除しなくてもいいかもしれません。
ソーラーシェアリング架台に取り付けた監視カメラの画像 今のところジャンボタニシの被害はないようです。
雑草がはえてきました。ジャンボタニシもいます。

ジャンボタニシによる除草? 3

ねこGです。

田植えの手直しのため田んぼに入りました。田植え前にはほとんど見つけることのできなかったジャンボタニシですが、実際に田んぼに入ってみますと小さいものがたくさんいました。また、耕運機でうまく耕せないコーナー付近ではもうピンク色の卵さえ産んでいました。今年は用水路からの水の取り入れ口に5mmくらいのメッシュを置いておきました。そこには全くジャンボタニシはいませんでしたので、すべては土の中で越冬した個体だと思います。ジャンボタニシ駆除剤は投与していませんので、これから3週間あまりは水深を浅く保ってみます。

ジャンボタニシによる除草? 2

ねこGです。

ジャンボタニシを利用する除草についてですが、水深を精度よくコントロールしなければなりません。現在給水は電動ポンプで用水路からくみ上げています。排水は堰を開けて用水路に落とす方法です。水深を精度よくコントロールために、水田の2箇所に監視カメラを設置しました。そこにものさし等を置いておけば水位がわかりますし、ジャンボタニシの活動の様子もわかります。そこまでの準備はしました。

水を入れると出てきて活動を始めるということですが、ジャンボタニシの存在個数が今のところあまり多くはなさそうです。宮ばあちゃんにはジャンボタニシは天敵ですから昨年は一所懸命駆除(卵は水中に落とし、生体はコンクリートの上で踏み潰す)したそうです。これから出てくるのか、違う場所にいるのか、もう少し様子を見てみます。

近所の田んぼを見ましたが、田植えの前にはたくさんのジャンボタニシ(1-1.5cm)が動いていました。田植えの後はたぶん駆除剤を投与したらしくほとんど動いていません。私の田んぼでは去年は駆除剤を投与し忘れました。それでも大きな被害はなかったので、今年も駆除剤を使わないつもりです。苗はできるだけ大きくして田植えをしますので、いるつもりで様子を見ながら水深管理を行ってみます。