ねこGです。
ソーラーシェアリングでなぜ稲作にこだわるか、思っていることを書いてみます。
1.日本では稲作の耕地面積が一番大きい。
2.稲作の水田は水平で規模が大きいものも多く設置しやすい。
3.稲作は適度に機械化されており作業労働時間が少ない(管理コストが低い)。
4.稲の光飽和点はトマト等の半分(40-45KLx)でありシェアリングに適している。
稲作ソーラーシェアリングでは新たに土地を用意する必要はありません。お米は今まで通り作れます。水田の生態系もたぶんそのまま維持できると思います。ソーラー発電の売り上げが付加されれば農家の生活も従来よりは安定し、野菜等の栽培と組み合わせれば専業も可能になります。
以前農協さんにソーラーシェアリングの話をしたところ、屋根の上にソーラーパネルを取り付けるのでしたらパンフレットがありますよと言われました。農協が稲作ソーラーシェアリングに積極的(栽培指導と融資・保険の適用)になれば一気に進展があると思うのは私だけでしょうか?農作物の生産額に匹敵する規模の発電産業への展開が可能なのですから。
稲作ソーラーシェアリングを始めるためにはそれなりの設備資金が必要になりますが、売電価格14円でも十分採算が取れる程度まで設備コストも下がっているようです。1KW当たり家庭で買う価格が25円、大口企業が買う価格15円程度とすると、このあたりが太陽光発電の適正単価だと思います。また、卒FIT価格も8円程度にはなるようですから20年後もそれなりの収入は入ってきます。
長年半導体産業に携わってたものとして言えば、半導体製品(ソーラーパネル、パワコン)は普及すればとことん価格が下がります。自分の給料は増えなくても、安く世の中に広まればそれでいいやと思って技術開発(=価格競争)にいそしんできました。また架台も量産しやすく組み立てやすいものを使えばまだまだ低価格での施工が可能だと思います。
定年退職後の20年間を3匹の猫と一緒にソーラーシェアリングを中核とした農業でいろいろ遊んでみたいと思います。
今日も元気です。オフグリッドクーラーの効いた部屋でくつろいでいます。
モニターを取り付け、発電の様子を見ました。ほぼ想定通りかなと思います。
パワコン9台分の合計です。